このような悩みを解決させるため、むしろ餅は餅屋、情報システムの構築を(一部だけでも)専門家に思い切って任せられるものなら任せたい、という願望が一般企業に広がってきました。
そんな状況を見計らいながら、コンピュータ・メーカーや情報サービス会社側も、SIへの取り組みを考え始めてきたのです。
87年ごろには日本IBMも本社にならってSI推進本部を設立し、SI事業に本腰を入れ始めました。
また、情報サービス産業協会の中にシステム・インテグレーション・サービス研究懇談会が設置され、翌88年には通産省によるシステム・インテグレーション税制とシステム・インテグレータ登録・認定制度がスタート。
こうして、日本でもSIということばが知られるようになりました。
とはいえ、SIという用語はまだ一般的に浸透しているとは言えません。
『情報サービス産業白書』1991年版によると、90年度の調査時点で、システム・インテグレータ登録・認定制度を知っているユーザー企業は59.0%。
1年前の89年度時点の調査での49.6%に比べ、格段に増えています。