森林破壊は、いままでねむっていた地球上最後の森林資源といわれるアマゾン流域にもひろがっています。
南アメリカは47%が森林でおおわれていた(1963年)が、現在その植生は急激に低下しています。
一方、南アメリカに次いで多いとされてきた北アメリカ(38%)でも、近年森林は活力が衰えだしました。
アメリカの国民一人当たりの木材消費量は、ドイツの5倍、フランスの10倍です。
アパラチア山脈、ロッキー山脈の森林も、破壊をまぬがれない状況に立ちいたっています。
森林の消失は、森林を居住地とし、そこで子どもを生み、育てている野生動物のすみ家を奪い、ほとんどの場合、彼らを死に至らしめます。
森林はいわば人間の居住に適さない地域です。
長い間、森林は危険で、人を寄せつけなかったのです。
しかし人間は居住のために、人跡未踏の森林を切り開き、農場をつくり、集落をつくり、オープン・ランドをつくりました。
それは自然を人間の都合の良いように造り変えることであり、野生の生物相を縮小していくことです。