アメリカバイソンの虐殺は世界的にも有名な事件です。
列車の中からあてずっぽうに射殺したり、大群を谷間に追い落して大量に殺し、さらに糧道を断つというインディアンせん滅作戦の一環として、アメリカ陸軍が積極的に殺りくに支持を与えました。
藤原氏は「18世紀以降の北アメリカ大陸は、国中が無差別に動物を殺す屠殺者の集団で構成されていた感がある」・・・とさえいっています。
アメリカ以外でも野生生物への殺りくはすさまじいものでした。
毛皮や高級織物のために、ラッコ(べーリング海峡、ロシア)、ビリーナ(高原アンデス)、ユキヒョウ(ヒマラヤ、アジアの中央高原)などが犠牲になりました。
婦人たちが毛皮のコートを着て、地位と資産の象徴とした習慣が、チンチラ、テン、ミンクなどの動物を絶滅へと追いやりつつあります。
しかし、食糧や毛皮とは違う用途のために同じ運命をたどりつつあるものも跡をたちません。
観光公害によるガラパゴス島の珍獣、動物園用に捕獲されたサルクイワシ・・・
最近では10万トン級のタンカーの沈没による石油の海洋汚染が多くの動物たちを死に至らしめています。