昭和47年発売の香水ガム・イブは、味覚というより、香りをガムに応用できないかという点から開発したもでした。
香料にはキンモクセイを使いました。
ピンクミントガムと同じように女性ターゲットという点では同じですが、ピンクミントはストロベリー香料です。
「イブの開発当時には香りは情緒を安定させる効果をもたらすという実験の結果が得られまして、香水系のガムを噛むことでリラックスさせるということも付加価値になるのではと思いました。パッケージも『香水』というイメージに近くなるように縦形の箱という高級感を出しました。また昭和29年にスペアミントを出して以来、クールミントやグリーンガムなど、ミント系の男性ガムが多かったので女性に購買してもらうガムを開発したかったのです」(ロッテ広報室)
閲覧席には二、三人の人しか座っていなく、人が少ない。静かすぎてちょっと抵抗があかもしれません。きわめて学術的な雰囲気です。
開架しているのは約六〇〇〇冊。雑誌『国華』は明治二十二年からのバックナンバーがそろっています。カビ臭い匂いがする『帝室博物館収集写真』『雲岡石窟』『秘蔵・浮世絵』『日本屏風絵集成』などなど。新刊雑誌は『史跡と美術』とか『東方学』『正倉院年報』など地味な表紙の渋いものが多いです。
他に各地の博物館の発行する雑誌もある。なお、ロビーにベージュ色の提案箱が置いてあったが、珍しく黒い取っ手がついています。図書館には投書箱がよく置いてあるけれど、どれも取っ手なんかついていないのです。
国立博物館にあるものを中心にして内外の美術品、工芸品、考古遺物を撮ったものが約一八万枚そろっています。写真索引にはうすい写真のコピーが載っており、所蔵者別、分野別に分かれています。
開架のものはカードを見て、閲覧室のキャビネットから自由に取り出して見ることができます。ともかく、これだけ膨大な写真を見ることのできる図書館はここくらいでしょう。
閲覧用の机にもカラーのスライドを見るためのライトボックスが置いてあります。奥へ行くと窓から大きないちょうの木やつつじの木が見え、秋の夕陽が館内に入ってくる。
京成の博物館・動物園駅の裏手に資料館があります。
通用門から構内に入ると人も車もまったく見当たらなかった。資料館の中もとても静かく本を開ける音まで聞こえてきます。壁も床もべージュ色で落ち着き、ぼやっとした照明なのでまるで海面一メートル下にいるような感じです。
カウンターに置いてある利用案内には「閲覧室内で峡鉛筆をご使用下さい」と書いてあります。これは貴重な資料が多いからです。
図書資料は日本と東洋の美術歴果考古学関係が約一〇万点。他の図書館とちがうのは写真があることです。